うつ病 社会的治癒

支給期間と社会的治癒

傷病手当金の受給においては、社会的治癒とみなされるかどうかという点も重要なポイントです。

 

例えば、肺がんで傷病手当金を受けた方がいたとします。
その後、肺がんが治り復職した後に肺がんが再発とします。

 

この場合は、前回に傷病手当金を受けていて、受けた時から1年6カ月がすでに経過していても、再度、肺がんで傷病手当金を受けることができます。

 

理由は、一度治癒(社会的治癒)しているからです。

 

治癒とは、一般には病気が治った場合に使われる言葉ですが、社会保険上では、病状が固定して、これ以上は良くも悪くもならない状態のことを指すことがあります。
この場合は、治癒(完治)した後の再発です。

 

このような場合は、症状名が一緒でも、同一の病気とはみなさず、新しい病気が発生したものとみなされるのです。

 

社会的治癒について、判断基準として厚生労働省では次のように述べています。

 

「社会的治癒とは医療を行う必要がなくなって、社会復帰していることを言う。
ただし、一般社会における労働に従事している場合であっても薬治下又は療養所内にいるときは社会的治癒とは認められない。
起因する疾病があっても社会的治癒が認められる場合は、その後に初めて医師の診断を受けた日を初診日とする」

 

つまり,
働ける状態である場合は、社会的治癒に該当し病気が治っているとみなされるわけです。

 

病気が治っていると認定されれば、うつ病という病名で再度、傷病手当金を受けることが可能になります。

 

しかし、このあたりは非常に複雑で、精神障害でも、適応障害、自立神経失調症、統合失調症など別の精神疾患と認定されれば、そもそも社会的治癒など考えなくて、別の病気として申請することができますし、病気が治っているという判断もケースバイケースで考えなくてはいけません。

 

1年半以上、フルタイムでほぼ皆勤で働いているような状態でないと、病気が治ったとはみなされない可能性があります。

 

うつ病などの精神疾患の場合には、再度傷病手当金をもらおうとすると、結構ハードルが高いという認識でいたほうがよいかもしれません

 

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